

願書の記入はとても神経を使うもの。間違えてはいけないと思えば思うほど、書き損じをしがちです。必ず事前にコピーをとり、コピーに下書きをしてから清書しましょう。住所・氏名など決まりきったことは問題ないのですが(それでも、ふりがなはひらがなかカタカナか)、生年月日は元号か西暦かなど、確かめながらやらないと指示と違ってしまうことがよくあります。続柄は自分からではなく大学受験生本人からみてのものを記入するのが普通です(「父」「母」「弟」「祖母」となり、「長男」「次女」とはなりませんので注意してください)。志望理由など文章で書く欄があるときは、内容をどうするか両親で相談し、どのくらいの大きさで書くと納まりがいいか、下書きの段階で見当をつけます。よく志望理由に学校案内の文言をそのまま写す人がいますが、これでは熱意が感じられません。説明会などで感じたことを率直に書けばいいのです。また文章は必ず別の目(父親が書いたら母親が)で確認。主述関係は大丈夫か、誤字・脱字がないか、チェックします。コピーに正しく書いてみてから、清書をするようにしましょう。
塾と学校の違いについて考えてみることにしよう。現実問題として、高校受験の場合に限っても、学校の授業だけでは難関校に合格するのは難しい。文部省の学習指導要領、つまり教科書の範囲以外のところから出題されることが、私立や国立の場合は時々ある。特に英語にその傾向が強く、教科書に出ていない単語や熟語、文法事項がよく出題されていることは前に述べた通りである。学校の授業だけでは、なかなか有名私立や国立の問題は解きづらくなってきているのだが、だからといって、学校での授業を軽視してよいわけではない。いくら難しい問題を進学塾や個別指導塾でやっていても、学校の授業を軽く見ていたのでは、本物の学力はつかない。
「勉強」はしなければしないほどらくです。そして、たいていの場合、勉強しなくても生きてゆくのにそんなには困りません。でも多くの人が、大人になっても「勉強しなくちや!」と言います。英語の本が売れるのも、英会話スクールが繁盛するのも、英語が使えないと本当に困るから、という理由だけではないでしょう。私たちには、潜在的に、特別な理由がなくても「勉強したい」という思いがあるのではないでしょうか。「勉強する」ということ自体に興味がある。この実用性とは無関係に見える向学心を、私は大切にしたいと思います。そういう一見無駄にも思える気持が、人問を豊かにします。「実用的でないこと」を大事にしてこそ、余裕のある楽しい生活が送れるはずです。そして、勉強には終わりがありません。
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